
(画像:X01Tの指紋認証センサーはおそれ多い)
1年半近くに渡りその職務を全うし続けていたW-ZERO3[es]が、ついに体調に異常をきたした。
塾長への電話で「お前の声が聞き取れん」と言われてからというもの、通話相手からのそうした苦情が相次ぎ、遂には友人に長電話をかけてやろうとした矢先、相手に一切の音声が届かないという症状に見舞われた。
そろそろ寿命であろうか。 修理してやろうとは思ったのだが、ちょっと待って欲しい。いくらウィルコムが安いとは言えど、こうも長電話が多いと月々の通話料金もゆうに5000円を突破する。また、家族がソフトバンクであることもあって、ソフトバンクに乗り換えた方がもしや賢明なのではないか。
なるほど、確かにそうなのである。だが、これもちょっと待って欲しい。
私はもはやタッチパネル以外の電子機器を扱う自信が、全くと言って良いほど、ないのだ。アプリケーションの自由な追加もできない、画面も触れない、そしてあの煩わしいダイヤルキー!そんな国内スタンダァトのつっかえねー携帯電話なんか今更、持てないのである。QWERTYキーボード付きを出せ。
そこで、だ。ソフトバンクにはXシリーズの夏モデル、国産スマートフォンX01Tがある。これは東芝が欧州で発売したG900というスマートフォンを、国内向けにローカライズした機体である。極めて洗練されたキー配列は、まさに私の求めていた理想ではないか。素晴らしい。発表当時よりもCPUクロックが上がっており、実用範囲内となっているはずだ。指紋認証センサーも素晴らしい、早くさすりたい!
ところがどっこい、不思議なことにショップで問い合わせても、「そんなもんは発売しとらん、発売日未定だ」と突き返される。ショップのバイトは一体、どんな教育を受けているのか。彼らのアタマは夏の時点で止まっているようなのである。
しっかしこれが、調べてみるとまた凄まじい。6月頃に禿げ社長がG900の国内投入をプレスリリース、そして晴れて夏モデルとしての発売が決まり、8月までには発売されるはずだったのではあるが、どうやら発売されずに9月まで延期し、9月も終わり、10月初頭の冬モデル発表までには発売と言われていたものの、これも結局不発で、しかも冬モデル発表会では延期について何の弁明もなく、11月まで延びまくっているということなのである。
これで真実が判明した。ソフトバンクショップのアルバイターのアタマが夏で止まっておるのではない。禿げ社長のアタマが常夏なのだ。
もはや完全に顧客をなめている。そしてついには11月号のソフトバンクのカタログからは、Xシリーズを扱うスペースも縮小。少なくとも「今後スマートフォンをやっていく気はあんまりないやー」という中の人の本音が垣間見える。2月のG900発表から待ってるモバヲタは発狂してそうだ。東芝は世界市場相手にG920やら何やらを既にロシアで発表済み。日本の市場が如何にヘボいのかがわかるだろう。
キャリア主導の垂直統合型のケータイ市場で、端末製造メーカーは下っ端である。(面倒なのでインセンティヴやら販売奨励金やらについて語るのは、機会を改めるとするが)少なくともこの方式がメーカーの国際競争力を奪っていることは間違いない。何せメーカーはキャリアから「今度の夏モデルはぜーんぶ、ワンセグ搭載で、薄っぺらい縦スライド、こんなカンジのブランドイメージでいくんで、お前らメーカーは黙って言われたとおりの端末を開発しろカス」と言われ、その通りに作らなければならない。
日本の携帯電話メーカー10社を束ねたとしても、ノキア、サムスン、モトローラには遠く及ばないのである。如何に日本のケータイ市場が遅れているのか、おわかりになっていただけるだろうか。
メーカーではなくキャリアがアプリやウェブなどのコンテンツを提供して儲けているのに対し、海外製スマートフォンはそうしたコンテンツには基本的に対応していない。
つまりはスマートフォンはカネにならない、とソフトバンクはスマートフォンを切り捨てたのだ。それを裏付けるかのような「Xシリーズをご利用のお客様への注意事項」がウェブ上のみでひっそりと公開された。これは「てめーらがスマートフォン使って何したってこちとらサポートする気はさらさらねぇんだよクズ」という内容であった。
チャレンジャー精神だけが取り柄のソフトバンクが、チャレンジャー精神を棄てた。X01SHの話もサポート体制の不備でポシャったそうである。こんなふざけたキャリアに乗り換える気はさらさらない。
ああ、でもね、X01Tは欲しい。欲しいんだよ。フリーエリアもレスポンスもダメな子だけれど、それでも使いこなしてやりたいじゃないか。指紋認証だぞ、指紋認証。キー配列は文句なしなんだがなあ・・・。キャリアのトップがマトモなら、間違いなく乗り換えていただろうし、東芝がWILLCOMで音声端末ではなく、もしG900で参戦していたなら、間違いなく乗り換えていただろうに。惜しい。非常に、惜しい。
そんな私に朗報だ。WILLCOMがまたやってくれた。
新規契約・機種変更で、あのAdvanced/W-ZERO3[es]の端末代金が実質無料となる、学生対象のアカデミックパックが発表されたのである。これは素直に嬉しい。いや、嬉しいなんてもんじゃない。esも寿命だ01Tも駄目だ、ってところにコレだぞ。阿鼻叫喚だ。要約すると「あどえすが俺に買ってくれと言っている」ということに他ならない。
G9xx系はオークションか何かで買って、DoCoMoのSIMを差してでも使うのがいいだろう。5日までにSBからアナウンス無くば、私はこれからもずっとウィルコマー、I=PHSだ。G900を越えるスペックが、学生特権でタダなのである。
こうして、ウィルコム信者が量産されていくのであった。
「X01HTたん擬人化は微妙だったけど、今回のX01Tたんは凄いな!スレに3枚目の半脱ぎの続きキボンヌって書いてこようぜ!」
こんな書き込みに釣られ、私が目にしたのはコイツである。
「(´・ω・`)やあ、済まない」
ええい、テキーラもいらぬ、水道水など以ての外(もってのほか)だ!マスター、早くX01Tたんを出すんだ!
Senshuがバーボンハウスに釣られたことにより、何か描かないと気が済まなかったようで、X01Tたんは誕生した。
しっかし困ったことにパソコンは壊れ、スキャナーなんて動きはしない。
やむを得ず、私は左上が黄緑色に欠損するesの初期不良カメラで絵を撮影し、アプリケーションUltraGで画像の編集を行った。当初はQVGA程度で鉛筆書きのそれをアップしたが、見えねーぞクズなどと怒られたので、仕方なくペンで清書し、先の処置を施して冒頭の画像に至るわけだ。
珍しく頑張ったが、結局乗り換えようにも機種が発売されず、ウィルコムから学割が発表され、まあこの絵を描いた意義はあんまり無くなってしまったわけだ。
Adesたんはロリだけどできる子に違いない。いやあ、5日が実に楽しみであるな。