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NHK(日本一/エッチな/教育番組決定戦)

 ある友人から「フランス人の青年男女が初体験を語らう番組を、NHKが放映する」ということで、これは観ない理由がない、ということで早速、昨日これを視聴していた。

 各国の児童向け・青年向けの教育番組についてどれが優れているかを、各国から集った審査員が討論とその後の投票の末に決し、表彰式を迎えるというのが一連の流れだ。この賞を日本賞という。

 ゴルバチョフ書記長も褒め称える教育番組の豊富な日本(とはいえそれに比例するかのように俗悪な番組が多いのも事実ではあるが)、その国で行われる賞であるから、それなりの権威もあるのだろう。

 教育番組・日本賞の説明が終わり、まずは児童向け部門だ。第一次世界大戦の欧州戦線における一大決戦、ヴェルダンの戦いを扱った反戦番組と、もう一つは数十年前の韓国のある小学校の授業で書かれた詩と、書いた生徒の現在を追跡調査してまとめた番組が、優秀作品としての候補に挙がった。

 ヴェルダンの戦いのそれについての議論となり、番組制作国としてドイツ人代表が推し、(独仏の戦闘であったので)フランス人代表が涙する運びとなったが、「反戦という普遍的なテーマを主眼に据えたもので、偏りもないし意義がある」という主旨で各国代表者も概ね賛同の姿勢を見せた。

 しかしそこで徹底的に食い下がるのが韓国代表の女性で、彼女の主張をまとめると「何十年も前のクラス30余名を追跡調査すんのがお前ら、どれだけ大変だと思ってるんだ?っつーかヴェルダンの戦いなんてマイナーなもんシラネーヨ」ということになる。

 各国代表者は先に挙げた反戦という観点は、今でも不条理な戦争を世界は止められていないという事実からも重要だと再主張し、また欧州にとって重要なターニングポイントであったヴェルダンの戦いに興味を与えるきっかけとなり得るという点から、知識が増えるという教育の本質からも外れていないと韓国代表に反論。

 そして多数決となり、最優秀作品はヴェルダンの戦いに決定する。自国の番組が次点に甘んじた韓国代表にインタビューをすると、やはり腑に落ちないような態度が若干あった。やはり民族性だろうか。討論中の各国代表の言動やポジション、ユーモラスな皮肉なども、各国の国民性を表しているようで大変楽しい。

 青年の部では、まずアスペルガー症候群のある少年の学校生活を、彼を支える母親が監督となり、製作したドキュメンタリー番組と、二つ目は差別について実践させることによって差別を学ぶという実験を行ったある学校を収めたカナダの番組、最後に、フランス人の青年を男女のグループに別けて、それぞれ初体験を経験した者がグループ内のその他の者に、初体験の詳細をまざまざと語る、というフランス製作の教育番組(別名:真剣十代しゃぶり場)が優秀作品としてノミネートされ、決選投票に入った。

 討論のイニシアティヴを握ったアメリカ人代表の女性からの熱烈な支持と(この辺りも国民性を如実に反映している)、各国代表の圧倒的な賛成票によって、ダントツの1位に決定したのであった。

 しかしその後、このフランス製作の番組の初回放映の日時が、日本賞の応募規定に適合していないことが発覚。表彰を前にして、各国審査員が再度討論を行うことになる。

 カナダの差別について実践する、という教育現場での実験は、「大学教授いわく、背の低い者は高い者より優れていると科学的に証明されている」ということを生徒に教え、クラスを2グループに別けして、背の高いグループには全員赤いセーターを着せる。すると背の低い側が、背の高い者の些細なミスでさえ見逃さずに「やはり背の高い者は莫迦だ」と罵り、差別を行うようになっていく。そこで教員が「昨日教授の友達から電話がきて、アレ真逆だったわ」と話し、この立場が逆転する、というものであった。

 これはアスペルガー症候群の親子の番組との勝負となったが、この差別の実験と酷似した教育を受けた生徒は後の追跡調査でトラウマを抱えているケースがあったために、学会でこの実験は行うべきではないとされているとして日本代表の女性が猛反対し、議論は混迷を極めた。

 この実験は禁止されていると放映国によってテロップの追加が可能であるという点、我々が日常的に直面している差別という問題を考える上で重要なテクストであるという点から、アスペルガー症候群の少年のそれと僅差の得票数でこのカナダの差別の授業が最優秀作品として決する運びとなり、かくして教育番組日本賞・青年の部は紆余曲折の上に審査を終え、表彰式に皇太子くんが現れて祝辞を述べて番組は終了する。

 私見だが、全ての中で優れていたのはおそらくフランスの「真剣十代しゃぶり場」ではなかっただろうか。

 少年少女がセックス体験を語る。どちらが脱がせた、コンドームはどちらがつけた、何分で果てた・・・これらはどう考えても日本のNHK教育では絶対に放映できない内容である。その証左として、これはNHK教育ではなくNHK総合で放映された。

 規定外であり賞を逃したとはいえ、そもそも審査員の中で圧倒的支持を得ていたのはあの番組である。例え日本賞を得られずとも、個人的に私から「フランス書院文庫も真っ青で賞」を授けることにしたい。
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